IWC

アンティーク IWC

International Watch Companyの頭文字をとりIWC。
1868年スイスのシャフハウゼンにて創業された老舗の時計メーカーです。
アンティークのものは「オールドインター」として時計愛好家の間でかなり高い人気を博しています。

 

どんなメーカー?

アメリカ人技師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが時計職人のハインリヒ・モーザーと協力し、アメリカ市場向けに懐中時計を販売するためスイスのシャフハウゼンで創業をしたのが始まり。
アメリカの機械自動化技術とスイスの伝統と技術力を一体化した製品の製造を目指し、懐中時計で高い知名度を誇っていた。
1915年腕時計業界に参入。キャリバー83、87など手巻きの名品を製造。その後、有名な独自のラチェット動力伝達両回転型「ペラトン式自動巻機構」(1946年開発、特許取得)を備えたキャリバー85系(1950年設計)でも成功を収める。
その後、例にも漏れずクォーツショックの煽りを受けて、当時自社キャリバーの開発を打ち切り、安価なエタ製のキャリバー(改造品)を採用し評判を落としている。
現在においてもエタをベースとしつつもペラトン式にに改造したキャリバー5000シリーズなどを開発しているものの、超高級時計ブランドとして復活を果たしている。
「ポートフィノ」「インジュニア」「ポルトギーゼ」「アクアタイマー」「パイロットウォッチ」「ダ・ヴィンチ」の6つの商品ラインから構成されており、活性化の為に毎年1つのラインを一新する手法がとられている。

 

以下HPより抜粋<出展:IWC公式HP>

初期

IWC の伝統は、アメリカ特有の開拓者精神と起業家精神に深く根ざしています。ボストン出身の時計師、フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズがインターナショナル・ウォッチ・カンパニー(IWC)を創立したのは 1868年のことでした。ジョーンズは、スイスが誇る優秀な時計師の技と、最新の製造技術、近隣にあるライン川の水力発電を利用し、最高品質のポケットウォッチ・ムーブメントの製作を可能にしたのです
。ジョーンズが米国に帰国した後、シャフハウゼンの実業家であったラウシェンバッハ家が社を受け継ぎます。初期の頃は、デジタル表示式「パルウェーバー」システムを搭載したポケットウォッチと、男性向け、女性向けの腕時計を製造していました。

エルンスト・ヤコブ・ホムバーガーの時代

ヨハネス・ラウシェンバッハ・シェンクが亡くなると、シャフハウゼンの実業家、エルンスト・ヤコブ・ホムバーガーが事業を引き継ぎ、今日に至るまで IWC の顔をなす 2つのコレクションがこの時代に生まれることとなります。初代「スペシャル・パイロット・ウォッチ」は、その特徴的なデザインで今なお世界中で人気を誇る「パイロット・ウォッチ」コレクションの伝統を築き上げたモデルです。ポルトガル商人が高精度のポケットウォッチ・ムーブメントを搭載した大型の腕時計を注文し、誕生した「ポルトギーゼ」の第1号が出荷されたのもこの時代です。

アルバート・ペラトンの登場

戦後の時代の特徴と言えば、人々の生活に電化製品が浸透していったことでしょう。磁気を発生する機器が増加し、機械式時計の精度に悪影響を及ぼすようになっていました。アルバート・ペラトンが IWC の技術責任者となったのはこの頃のことです。高精度ムーブメント、キャリバー89 や、ムーブメントを磁場から守る軟鉄製インナーケースなど、数々の発明を生み出します。また、 ペラトン自動巻き機構として知られる、非常に効率的な双方向巻き上げ式自動巻き機構も彼の開発によるものです。

ハンス・エルンスト・ホムバーガーが事業を継承

ハンス・エルンスト・ホムバーガーが IWC の事業を引き継いだのと同じ年に、初代「インヂュニア」が発表されます。以来、シンプルな丸型のデザインが復活し、スポーティーでエレガント「インヂュニア」コレクションの特徴にもなっています。その数年後には「アクアタイマー」が登場し、今なお続く IWC のダイバーズ・ウォッチにおける成功の幕開けとなります。また、スイス製クォーツ・ムーブメント第1号となった「ベータ21」の開発においても IWC は重要な役割を担い、このムーブメントは、特徴的な六角形のゴールド製ケースを採用した初代「ダ・ヴィンチ」で初披露されました。

VDO アドルフ・シンドリングの時代

クォーツ時計の台頭で時計産業がいわゆる「クォーツショック」に喘ぐ中、IWC は改めて至高の時計製造にしかなしえない傑作を創造することにその力を集中します。世界初のチタニウム製ケースの開発により、素材分野で比類なき専門技術の基盤も築かれました。1980年代半ばにはクルト・クラウスによる永久カレンダーが「ダ・ヴィンチ」コレクションでデビューを飾ります。さらに、7年間の開発期間を経て、初の「グランド・コンプリケーション」が誕生し、IWC はオート・オルロジュリーの頂点に上り詰めます。創業125周年には、当時世界で最も複雑な機械式時計であった 「イル・デストリエロ・スカフージア」を披露しました。

リシュモン時代

リシュモン・グループの傘下となって以降も、IWC は精緻なエンジニアリングと個性的なデザインを追求し続け、6つのコレクションを拡大してきました。「ポルトギーゼ」コレクションでは永久カレンダーにダブルムーンフェイズ表示が追加され、「ダ・ヴィンチ」では初めて日付と月のデジタル表示を備えた永久カレンダー搭載モデルが登場します。「アクアタイマー」には回転式アウター/インナーベゼルが導入され、搭載第1号のケース素材にはブロンズが採用されました。月、日、曜日を米国式のフォーマットで表示し、米国人であった創業者へのオマージュを捧げる複雑機構、アニュアル・カレンダーも開発されています。

 

アンティークシリーズ紹介

ヨットクラブ

ヨットクラブはその名の通り、ヨットマンのために作られたモデルです。
激しい動きや防水性が求められるモデルだったからこそ、「堅実剛性」を地でいくこのモデルはアンティークでも初心者から上級者までオススメできるモデルです。


最近の時計は大型化が進む中日本人の腕にちょうどいい36mmのサイズ感、ペラトン式の名機Cal.85シリーズ、加えてこのデザインはあの天才デザイナージェラルド・ジェンダ。
オールドインターのこだわりが詰まった時計ですね。こだわりを持った30代~50代にオススメしたいモデルです。
36mmというサイズ感は女性にもオススメです。
現行品はこんな感じです。
*現行品*

現行品はキャリバー89000シリーズを採用しており直径43.5mmと大きめの時計となっております。
また機能的にもストップウォッチがついており正直現行品もメチャクチャかっこいいですね。
まぁそもそもアンティーク時計には防水昨日も付いていないと思った方がいい程度なので機能を比べだしたらキリがないですが・・・。
ジェラルド・ジェンダデザイン、他人とカブらない、価格が4分の1程度、小ぶりなどメリットも沢山あります。
シンプルで時計自身の歴史を感じたい方には超オススメな時計です。