ドライワックスについて
ドライワックスってご存知ですか?
簡単に言うとワックスの水分を抜いてより固めのワックスを作り、固めのワックスを塗布することにより、より早く靴を輝かせる事が出来る優れものです。
ただし、今の所市販のものはなく、自ら作るしかない状況なのです。
使いたい場合は市販のワックスを購入し、数日蓋を開けっ放しにして乾かす方法しかありません。
今回はそんなドライワックスの原理から紹介させていただきます。
ドライワックスってどんなもの?
冒頭の説明の通り、ワックスの水分を抜いてワックスの成分を濃くし早く仕上げるために使います。
靴を輝かせるために何度も何度もワックスを塗り固めていく作業をしていると思います。
この作業は(無機質に言えば)靴の表面の凸凹を平らにする作業です。
靴の表面を平らにするために何度も何度も磨きます。
イメージとしてはこんな感じです。(超拡大断面図)
水色の部分を塗り固めていくわけですが、柔らかいワックスでは意外に靴の凹凸はなかなか埋まりません。
しかし、この作業はドライワックスを使うことによりこの作業を大幅に短縮できます。
イメージとしてはこんな感じです↓
水色の部分の凹凸を濃い青部分(ドライワックス)で埋める感覚です。
*ドライワックスだけで使うと白いツブツブが出来ます。詳細についてはコチラ*
取りあえず作ってみました
上が新しく購入したサフィールノワール ビーズワックスポリッシュ!
下が2日ほど乾かしたサフィール ビーズポリッシュ!
サフィールノワールの販売員の方曰く、サフィールノワールの方が良い成分を使っているとの事でかなりオススメされました。
ん~かなりドライ感が少ない気がしますが・・・
使用してみます。
まずは下地のワックスから
久しぶりに新しいワックスを使いましたが・・・かなりウエットな感じですね。
ただ、サフィールノワール・・・すばらしいポリッシュワックスですね。
KIWIに比べて溶け出す温度がかなり低いように感じます。
新品のワックスを使ったにしては、深みのある輝きに仕上がりました。
次にドライワックス
途中の写真を撮るのを忘れてしまいましたが・・・
こんな仕上がりです。
室内にて↓
屋外にて↓
やはりいつもよりは早めにポリッシュできましたが・・・正直もっと乾かしたほうがよかったと思います。
反省・・・。
後日・・・
さらに2日蓋を外して乾かしてみました。
もう1日乾かしてもいいかも・・・
仕上がりに関しては、また報告させていただきます!!
↓今回使用した靴 スコッチグレイン 匠シリーズ(オデッサ相当)