コバインキの使い方と効果
コバインキの使い方
コバ部分の色落ち気になりませんか?
今回はコバインキの使い方と効果をご紹介したいと思います。
コバインキとは、踵部分やソールの部分の側面を塗るインクのことです。
コバの色が落ちるといくらアッパーを磨いても少し古ぼけた印象になりますが、
この部分を黒々とさせることにより黒色がハッキリとして靴全体の印象が引き締まります。
今回使うのは「コロンブス」のコバインキです。
革用とゴム靴用とがありますが、今回は革用を使います。
ちなみに蓋を開けるとこんなインキを塗るための綿が付いています。
コバインキを塗る靴の紹介
そして今回使うのが7~8年ほど前に買ったALMASという靴になります。
トレーディングポストで購入した靴で、革も柔らかく結構好きです。
デザインは細身のラストで内側は赤!攻めてますね。
今回はこのALMASのコバを塗っていきたいと思います。
数年間コバを補色をしていないのでなかなか色が抜けています。
ボコボコした部分が気になるのであればヤスリで軽く擦ると仕上がりがキレイになります。
それでは塗っていきます!
水性なので落ちやすいですが、床には新聞紙を敷くことをオススメします。
アッパーの部分にはみ出さないように・・・慎重に塗ります。
ベトベトな感じもしますがこれでOKです。
つま先からカカトまで1周塗ります。
1周塗り終わったら反対側の靴も塗ります。
ここでしばらく乾かします。(10分くらい)
乾くとこんな感じになります。
コレで完成!と思いきや・・・実はコバインキは水性が故にここから一手間加える必要があります。
このまま外に出ると・・・水にぬれたら簡単に色が落ちてしまいます。
それを防ぐのが・・・コチラです。
ワックスです!
油性ワックスを重ねていき水性の補色を守るイメージです。
塗り方は簡単!
アッパーに塗る要領でワックスをコバにつけていきます。
革が重ねられた方向(横向き)に塗るとうまく塗れますよ。
塗り重ねるとこんな感じになります。
少し引きから全体像
サイドから
最後にビフォー&アフター
ビフォー
アフター
コバインキの頻度
最後にコバインキの頻度について。
コバインキは毎回塗らなくてはならないものではないです。
お手入れの3~4回に1回、薄くなってきたのを感じた時に塗るくらいが丁度いいと思います。
かなり雰囲気が変わるのでオススメです!