ジャランスリワヤ チャッカブーツ 評価
今回はジャランスリワヤのチャッカブーツをレビュー&評価をしていきたいと思います。
そもそもチャッカブーツを購入しようと思ったのが、オンとオフの両方使える靴を購入しようと思ったのがきっかけでした。
結局オンで履くことが多いです。
写真はコチラです↓
ブランド | ジャランスリウァヤ |
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製造国 | インドネシア |
シリーズ名 | 98322 |
デザイン | チャッカブーツ(ブラウン) |
製法 | ハンドソーンウェルテッド製法 |
サイズ | UK6(24.5cmくらい) |
ウィズ | E |
甲革 | アノネイ社(おそらく) |
靴底 | ダイナイトソール |
ダイナイトソール↓
評価項目
ステッチ(仕事)の美しさ・デザイン
ステッチはとてもキレイです。海外製品なのでもう少し荒いかと思いましたがよーくみてもしっかりしています。
デザインもとても良いです。
絶妙に少し細めで英国スタイルに現代アレンジをしたようなスタイルに仕上がっています。
購入するに際しての決め手となったのはこのデザインです。
ほぼ完璧に大好きなデザインです。
革の質
これもかなり高得点です。
デュプイやアノネイなどの上質なカーフを使用しているとの事です。
シワの入り方や、磨いた時の光り方などから見ても上質な革を使っているのは間違いないです。
磨いたあとの撮影↓
ちなみに革の厚さは2.5mmです。
スコッチグレインより薄めですが、チャッカブーツの踝に当たる部分の測定なのでこれ以上厚くても痛くなってしまうかも知れません。
ジャランスリワヤのストレートチップを測る機会があったら是非測定してみたいと思います。
履きやすさ
ハンドソーンウェルテッドの靴は初めてはいたのですが、かなり柔らかい印象です。
とても履き心地が良いです。
ハンドソーンウェルテッド製法について↓ジャランスリワヤHPより
ハンドソーンウェルテッドはビスポークシューズによく用いられておりグッドイヤーウェルテッド製法の原型ともなる製法です。
19世紀後半にグッドイヤーウェルト製法が開発されて以来、時間と労力がかかり大量生産には向いていないこの製法は、
徐々に減少の一途を辿り、高度な技術をもつ職人も居なくなるにつれ、とても貴重な製法になってきました。
この製法は、最後のアウトソールの縫いのみを機械で行い、あとの工程はすべてハンドメイドで作られています。
最大の特徴は手縫いでなくては不可能な、曲がった針を使って行う「すくい縫い」。
熟練の職人によりアッパー、中底、ウェルトを松脂を擦り込んだ麻糸で縫い付けていきます。
グッドイヤーウェルト製法に使われる、リブと呼ばれるパーツを使用しない為、返りがよくとても軽い履き心地を味わうことができます。
そして、構造上インソールの下側にウェルトを縫い付ける為のリブを掘るため、インソールの厚さは通常の革靴より厚いものを使用し、
結果的に履きこむことにより足に沿って沈みが生まれパーソナルレベルでの履き心地の良さが実現されます。
簡単にいうととても手間が掛かるけど履き心地は良い。ということです。
ビスポーク(オーダー靴)しかほぼお眼にかかれない製法の靴をこの値段で履けるのはポイント高いですね。
ただ、インソールがめくれてきてしまいました。
履き心地はなかなかいいのですが、ここはかなりのマイナスポイントです。
沈み込みについて
沈みこみは、特に大きくないです。(まだ履き込めてないからかもしれませんが。)
スコッチグレインより沈み込み幅は小さいです。
スニーカーのサイズのマイナス0.5~1cmくらいが丁度いいかと思います。
試着の時点では、少し苦労して履けるくらいいいですね。
アフターフォロー
メーカーにてオールソール修理を受ける体制を整えているのは好材料ですが、高いです。
ハンドーソーンなので仕方ないかもしれませんが、ダイナイトソールで20,520円です。
靴の値段の2/3を出して修理をするかかなり微妙です。
コストパフォーマンス
アッパーはアノネイの革、製法はハンドソーンウェルテッドで3万円台。
とてもコストパフォーマンスが良いです。
ハンドソーンを体験してみたい人、人とは少し違う靴を履いてみたい人は対コストのパフォーマンスを感じられると思います。
雨の日の対応力
ソールはダイナイトソールなので問題ありません。
ただアッパーの革は完全に防水というわけではなさそうなので雨の日は避けた方が無難でしょう。
あまり水に触れるとシミになる可能性のある革です。
↑こんな感じに水を垂らしてみて数秒後、拭きます。少し跡になっていたら雨の日は避けたほうが良いです。
まとめ
いかがでしたか?
インソールの剥がれが大分マイナス点ですが靴メーカーとしてのポテンシャルはかなりあると思います。
これからも良い靴出して欲しいですね。