シェットランドフォックスとは？
メイドインジャパン靴の代表、リーガルが制作、販売している靴ブランドで、リーガルで培った高い技術力+上質な素材を使い、世界に通用する高級靴を作っています。もちろんその評価は高く海外でも人気のシューズブランドです。
シェットランドフォックスのコンセプトと歴史
「靴の美しさ・楽しさとともにアイロニカルなダンディズムを提案します」
シェットランドフォックスは、1982年（昭和57年）にデビューしたリーガルコーポレーションのブランドです。
当時のリーガルコーポレーションの前社名である日本製靴が世界に通じる高級自社ブランドとして、主にセレクトショップや海外のシューショップ等で販売を行っておりました。
2009年春に、成熟してきた日本の靴市場において、「ブランドに惑わされない、日本人のための日本製の靴ブランド」として再デビューを果たしました。
日本人の足形を豊富な経験から分析し、外見からではわかりにくいリーガルコーポレーションならではの仕掛けを盛り込み、フィッティングと履き心地の良さを高い次元で実現しております。
流行にとらわれない永く履ける靴、それでいて大人の洒落を忘れずにいたい大人たちの為の靴です。
引用：シェットランドフォックスHP
1982年に発表したシェットランドフォックスですが、一旦辞めた後に2009年に復活を果たしています。バブル時代でブランド志向だった日本人もようやくブランドに惑わされない本物を見る目が養われてきたということなのでしょうか？某高級靴ブランドが散々値上げを実施しているところから見るとまだまだブランドに惑わされている人も多そうですが･･･。(私も含めてですけど。)
ショップ
シェットランドフォックスだけの販売店は実は一店舗しかありません。
ただリーガル全店で取り扱いはありますので取り寄せは可能です。また大きなリーガル店舗であれば多少在庫もあります。
SHETLANDFOX 日比谷店
| 住所 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町１丁目９-４ 蚕糸会館 |
|---|---|
| 営業時間 | 11:00～20:00 |
| TEL | 03-5220-2485 |
シェットランドフォックス正規販売「SHOES STREET」
リーガルのショップは全国にあるので購入には困らないかもしれませんが、なかなか欲しいシリーズ、欲しいさサイズがあることは稀だと思います。
そこでオススメしたいのがネット販売です。
リーガルグループのネット販売「シューズ・ストリートでは「10回」まで交換可能なのでサイズ感の難しい革靴でもピッタリのサイズを選ぶことが出来ます。
メーカーによってサイズ感は微妙に違うのでうれしいサービスですよね！
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靴のリーガル|ブランド【シェットランドフォックス】メンズ
シェットランドフォックス各シリーズまとめ
シェットランドフォックスのシリーズを簡単にまとめてみました。
定価順に記載させていただきます。
ウインストン
・特徴
シェットランドフォックスで唯一コードバンを使用したシリーズです。素材が高額のため一番高額となります。シェットランドフォックスの技術とコードバンの輝きが融合した大人の靴です。
ラインナップ
プレーントゥ・ウイングチップ
ケンジントンⅡ
特徴
シェットランドフォックスのフラッグシップモデルになります。リーガルの技術の粋を集めたグッドイヤーウエルト式＋マッケイ式のコンビネーション製法は通常オーダーメイドの靴でしか見ることが出来ません。土踏まずの部分をマッケイ(手縫い)で行うことによりよりシャープで絞り込まれたウエスト部分、地面に向かって細くなっていくピッチドヒール、本当に美しい靴です。また日本人に合わせた木型など色々な仕掛けがされている靴でまさにフラッグシップモデルにふさわしい出来となっています。
個人的には特にUチップの出来が素晴らしいと思います。オススメです！
ラインナップ
ストレートチップ、ウイングチップ、Uチップ、ダブルモンク
ブライトン
特徴
ケンジントンⅡと同じくシェットランドフォックスのフラッグシップモデルですが、ケンジントンⅡよりもトゥが長めでスマートなモデルです。製法も同じくグッドイヤーウエルト式＋マッケイ式で作りも同等ですがフラッグシップモデル扱いをされていない気もしますね…。スマートな履きこなしを目指すならブライトンで間違い無しです。
ラインナップ
プレーントウ、ストレートチップ、ウイングチップ
ルートン
特徴
グッドイヤーウエルト式製法、後半分がマッケイ式製法のケンジントンそしてブライトンの流れを汲む最高峰のスリッポンシリーズ。
ラインナップ
ヴァンプ、ローファー
デューク
特徴
コバは日本独特のヤハズ仕上げがされており、全体的にスマートな印象。靴底の縫い目が見えない「伏せ縫い」でツートンカラー仕上げで細部にも拘っています。
オススメはチャッカブーツです。オンにもオフにも使える相棒になること必至ですね。
ラインナップ
チャッカブーツ、ストレートチップ、Uチップ、ホールカット、サイドエラスティック
ハンプトン
特徴
カントリーのテイストが入ったドレスカジュアルブーツのシリーズです。底材はリッジウェイソールを採用で雨にも強いです。(雨用ではないので注意！)カントリーブーツたいえばトリッカーズが一番に浮かぶと思いますが、ハンプトンも十分候補になり得ます。トリッカーズのカントリーブーツよりも細身でシティ向きです。
短靴のウイングチップもオススメです。
ラインナップ
ブーツ、ウイングチップ
ブラッドフォード
特徴
価格的には中堅シリーズですが、フランス製の革、革底はチャネル仕上げ、半カラス仕上げ等上級者も十分に大満足出来る仕様に仕上がっています。素晴らしいコストパフォーマンスシリーズです。
ラインナップ
ストレートチップ、プレーントゥ、ダブルモンク
アバンディーン
特徴
全体的に低め、細め、チゼルトゥ。エレガントということがピッタリな靴です。、革底はチャネル仕上げ、半カラス仕上げ。
ラインナップ
プレーントゥ、ストレートチップ、メダリオン、スワンネック
バーミンガム
特徴
ややロングノーズのチゼルトゥ。アッパーの革には国産カーフを使用したシリーズです。このあたりから4万円前半くらいです。
ラインナップ
ダブルモンク、ストレートチップ、セミブローグ、プレーントゥ
スウェードのモンクがかなりかっこいいです。オススメです。
インバネス
特徴
シェットランドフォックスのスタンダードラインです。定番ラインなので初めて購入するならインバネスがオススメです。アッパーの素材は仏アノネイ社のボカルーカーフを使用しています。とはいえその出来は海外メーカーの同価格帯よりも一歩抜きん出た感じがします。(関税もありますからね。)シェットランドフォックス全般に言えることですが本当に縫製が丁寧で綺麗です。技術力の高さが光るシェットランドフォックスの定番の良さをこの価格で体感出来るなんてお得ですよね。
ラインナップ
プレーントゥ、ストレートチップ、外羽根ストレートチップ
コベントリー
特徴
アッパーは国産キップ、ソールはダイナイトを採用したモデルになります。ダイナイトソールを採用しているので多少の雨なら大丈夫そうですね。シェットランドフォックスの中では廉価な部類になるので入門にピッタリです。
コベントリーで入門するならまずはストレートチップがオススメです！
ラインナップ
サイドゴア、セミブローグ、ストレートチップ、プレーントゥ
カーディフ
特徴
セミスクウェアトゥ、アッパーは国産キップ、ソールはダイナイトを採用。こちらも雨天に強そうなモデルです。仕様はコベントリーと被りますが、コベントリーに比べてスリムなシルエットが特徴です。こちらも入門にピッタリです。コベントリーとの違いは一度履いてみるのがオススメです。
一足目に購入するならこちらも冠婚葬祭にも使えるストレートチップがオススメです。
ラインナップ
プレーントゥ、ストレートチップ、ダブルモンク
購入したシェットランドフォックスブリストルシリーズのプレメンテ！
今回シェットランドフォックスのブリストルシリーズという既に廃盤になってしまったシリーズを購入しました。ケンジントンⅡシリーズには及びませんが革の感じから中々良い靴の予感です。
| ブランド | シェットランドフォックス |
|---|---|
| 製造国 | 日本 |
| シリーズ名 | ブリストルシリーズ |
| デザイン | Uチップ |
| 製法 | グッドイヤーウェルト製法 |
| サイズ | 24cm |
| ウィズ | EE |
| 甲革 | ブリストルカーフ（イタリア製） |
| 靴底 | レザーソール＋スチールトゥ |
シューレースを外す
細かいホコリを落としたり、クリームを隅々まで塗るためにシューレースを外します。
シューツリーを入れる
シューレースを外したら型崩れを防ぐためシューツリーを入れます。
ホコリを落とす
細かいホコリを柔らかい馬毛のブラシで落とします。
＊写真の背景色で靴の色が変わって見えますが同じ靴です。
デリケートクリームと塗る
乳化性のクリームよりも水分を多く含んだデリケートクリームを塗りこんでいきます。
水分が多く、少しの量でかなり伸びるので手に取る量はかなり少なめでOKです。
薄く塗り終わったら2～3分ほど放置します。
ブラッシング（馬毛）
やわらかい馬毛のブラシで残ったクリームを取るようにやさしくブラッシングする。
サフィールノワールクレム1925を塗る
ここでノワールの登場です。
油分が多く、融点が低いの素手で塗るとキレイい塗ることが出来ます。
5分放置
クリームを浸透させるため5分程放置します。
ブラッシング（豚毛）
5分放置したら今度はコシのある豚毛のブラシでマッサージするようなイメージで余分なクリームを取ります。
ソールに油分補給（レザーソールのみ）
最初はソールが固く、歩くとつま先が削れやすくなっています。
少しでも柔らかくするためソールに油分補充して柔らかくします。
この作業は履き始め後のメンテでも実施することによってレザーソールの密度を高めてくれるのでソールの削れも多少和らげてくれます。
ブーツなどで使うミンクオイルでもOKです。
（＊ロウが入っているクリームは滑りやすくなるため気を付けてください。）
ワックスで仕上げ
最後につま先と踵の部分にワックスをかけていきます。
今回はクレムノワールのワックスとKIWIのドライワックスで仕上げました。
まとめ
今回シェットランドフォックスを初めて購入しましたが、ラストも日本人向けで履きやすく革もキメが細かく、造りも丁寧で最高の一足です。
プレメンテした靴は廃盤品ですが、シェットランドフォックスにはさらに上級のラインもあり、正直底がしれません。
さらに買い足してしまいそうです！
先ほども書かせて頂きましたが、もしシェットランドフォックスを購入検討されているのであればリーガルの「シューズ・ストリート」がおススメです。シェットランドフォックスはリーガルの店舗で販売されていますが、メインのショップでないと品ぞろえがかなり少ないです。シェットランドフォックスの専門店は日比谷にしかないのでほとんどの方が一部商品しか見られないと思います。
リーガル「シューズ・ストリート」なら全てのシェットランドフォックスを選べる上、サイズ変更も10回無料で行うことが出来ます！
サイズはメーカーによって少しづつ違うのでこのサービスは嬉しいですよね！
